社会の変化と今後の歯科医師国家試験

大きく変わる歯科医師国家試験

歯科医師の需要と供給のバランスが崩れ、いわゆる「歯科医師過剰問題」が社会的に注目されています。
歯科医院の数は全国のコンビニの店舗数を上回る多さです。

大きく変わる歯科医師国家試験

一方、歯科医師国家試験の合格率の低い大学には改善命令が出され、今後は大学の統廃合が進むと予想されます。
歯科医師国家試験を取り巻く環境は、かつて経験したことがない大きな変化を迎えています。

厚生労働省が歯科医師国家試験合格者数削減に動き始めたのは1998年からです。
2006年には厚生労働省と文部科学省の間で歯科医師養成数削減について「確認書」が取り交わされ、「合格基準を引き上げる」ことが合意されました。
その結果、試験の難易度が上がり、合格者削減策が現実となっています。2008年の歯科医師国家試験合格率は68.9%と過去10年間で最低の数字です。

これからの歯科医師国家試験では、更に選抜・競争の色合いが強い試験内容になっていきます。合格のために十分な準備が欠かせなくなったことは確かです。

歯科医師国家試験の今後

歯科医師国家試験浪人率の推移(1996年〜)

歯科医師国家試験浪人率の推移グラフ(1996年〜)
【上のグラフから予測できること】
  1. 2009年・第102回の浪人率は32%〜35%に上がること。(合格率は65%〜68%に下がること)
  2. 2009年の大学歯学部入学者が受験する2015年・第108回の浪人率は45%まで上がることが予測されること。
  3. 厚生労働省が適正人数とする合格者数1,500人は2017年・第110回空の適用が予想され、それに伴って浪人率は50%になると予想されること。

すなわち、回を重ねるごとに合格率が低下し、合格者制限の加速が予想されます。

このページのTOPへ